レインズ(REINS)は不動産流通の基盤となる重要なシステムですが、日常的に使っていると「検索のたびに条件を入れ直すのが面倒」「結果が文字だらけで見づらい」といった使いにくさを感じる場面もあるのではないでしょうか。
システムそのものを変えることはできませんが、使い方の工夫や周辺ツールで補える部分は意外とあります。この記事では、今日から実践できる改善策を5つ紹介します。
1. 検索条件を保存して入力の手間を減らす
レインズには、よく使う検索条件を保存しておける機能があります。担当エリアや得意な価格帯など、繰り返し使う条件を登録しておけば、毎回ゼロから入力する必要がなくなります。
「毎朝、同じ条件で新着を確認する」といったルーティンがある方ほど効果が大きい機能です。まだ使っていない場合は、普段の検索パターンを2〜3種類登録するところから始めてみてください。
2. 新着物件のチェックを時間で区切ってルーティン化する
レインズの物件情報は日々更新されます。思いついたタイミングでその都度検索していると、確認漏れや二度手間が起きがちです。
おすすめは「朝イチと夕方の2回、各10分」のように、チェックの時間帯を決めてしまうことです。保存した検索条件と組み合わせれば、新着確認が短時間で終わる定型業務になります。
3. 図面(PDF)のファイル名ルールを決めて管理する
レインズからダウンロードした物件図面が「ダウンロードフォルダに大量に溜まって、どれがどの物件かわからない」という状態はよくあります。
対策はシンプルで、保存時のファイル名ルールを決めることです。例えば「日付_エリア_物件名_価格」のような形式に統一すれば、後から検索・並べ替えがしやすくなります。あわせて、お客様別・案件別のフォルダを作っておくと、案内準備のときに図面を探し回る時間が減ります。
4. ブラウザのズームとお気に入り登録で画面を見やすくする
「文字が小さくて見づらい」という声には、ブラウザ側の設定で対応できます。Chromeなら「Ctrl」+「+」で画面を拡大でき、レインズの一覧表も読みやすくなります。よく使う画面をブックマークしておけば、ログイン後の移動もスムーズです。
また、モニターに余裕があれば、レインズの画面と地図やExcelを左右に並べて表示するだけでも、行き来の手間がかなり変わります。ウィンドウを画面半分に配置する「Windows」+「←/→」のショートカットが便利です。
5. Chrome拡張機能で「地図表示」と「データ出力」を補う
ここまでの4つは運用の工夫ですが、レインズ標準機能にない部分を補うという選択肢もあります。それがChrome拡張機能の利用です。
レインズの検索結果は文字のリストのみで、物件の位置関係を地図で確認したり、一覧をCSVで出力したりする機能はありません。この部分を補助するツールとして、弊社(株式会社WANTLE)は「RA MAP Extension」というChrome拡張機能を提供しています。レインズの公式機能ではなく非公式の補助ツールですが、次のことができます。
- 検索結果ページを開くだけで、全物件を地図上にピン表示(リストと連動)
- 検索結果のCSV出力(Excelでの管理・加工に利用可能)
- 全国のエリアに対応
「住所を1件ずつGoogleマップで調べる」「一覧を手作業でExcelに転記する」という作業が日常的にあるなら、その部分をまるごと省略できます。月額550円(税込)で、14日間の無料トライアルから試せます。
まとめ
レインズの使いにくさは、(1)検索条件の保存、(2)チェック時間のルーティン化、(3)図面のファイル名ルール、(4)ブラウザ設定の工夫、という運用改善でかなり軽減できます。それでも残る「地図で見たい」「データで出したい」という部分は、拡張機能で補うのが現実的です。できるところから一つずつ取り入れて、物件検索にかかる時間を接客や提案に回していきましょう。
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