昨日まで使えていたのに、レインズを開いてもボタンが出ない。地図が表示されない。
拡張機能を使って業務を効率化していると、ある日突然こうなることがあります。締め切りが迫っているときに限って起きるので、焦る場面です。
この記事では、レインズまわりの拡張機能が動かなくなったときの原因の切り分け方と、自分でできる確認手順を整理します。レインズ業務の効率化全体についてはレインズ業務を効率化する方法まとめをご覧ください。

なぜ突然動かなくなるのか
原因はおおむね3つに分かれます。
1つ目は、レインズ側の画面変更です。拡張機能は、レインズの画面の構造を手がかりに動いています。ボタンを差し込む位置や、住所を読み取る場所を、画面の構造から探しているわけです。レインズ側でこの構造が変わると、拡張機能は目印を見失い、何も起こらなくなります。これがいちばん多い原因です。
2つ目は、Chrome側の仕様変更です。Chromeは拡張機能の仕組みを定期的に更新しており、古い作りのままの拡張機能は動かなくなることがあります。
3つ目は、一時的な不具合です。ページの読み込み順やキャッシュの影響で、その回だけ動かないこともあります。
自分でできる確認手順5つ
1. ページを再読み込みする
まずこれです。拡張機能はページの読み込み時に動き出すため、読み込みのタイミングがずれると差し込みに失敗することがあります。Ctrl+Shift+R(キャッシュを無視した再読み込み)を試してください。
2. 「検索結果の一覧」が表示されているか確認する
意外と多いのがこれです。多くの拡張機能は検索結果の一覧ページでのみ動作します。検索条件の入力画面や物件の詳細画面では、そもそも動かない設計になっていることがほとんどです。
一覧が出ている状態で確認してみてください。
3. 拡張機能が有効になっているか確認する
Chromeのアドレスバーに chrome://extensions と入力すると、インストール済みの拡張機能が一覧で表示されます。
- 目的の拡張機能のスイッチがオンになっているか
- 「エラー」の赤い表示が出ていないか
Chromeの更新後などに、拡張機能が自動で無効化されていることがあります。
4. Chrome本体を最新にする
chrome://settings/help を開くと、更新の有無が確認できます。更新がある場合は適用して再起動してください。バージョンが古すぎることが原因のこともあります。
5. 別のプロファイルやシークレットウィンドウで試す
他の拡張機能と干渉している可能性を切り分けられます。シークレットウィンドウでは拡張機能が既定で無効なので、chrome://extensions で「シークレットモードでの実行を許可」をオンにしてから試してください。
これで動く場合は、他の拡張機能との競合が疑われます。

それでも直らないときに確認したいこと
ここまでで直らない場合、拡張機能そのものが対応できていない可能性が高くなります。
このとき見ておきたいのが、その拡張機能が今もメンテナンスされているかです。Chromeウェブストアの各拡張機能のページには「最終更新日」が表示されています。
レインズ側の画面変更に追随するには、開発者が都度修正して更新を出す必要があります。逆にいえば、最終更新から年単位で時間が経っているツールは、レインズ側が変わったときに直らないと考えたほうが現実的です。無料で公開されている個人開発のツールでは、開発が止まったまま公開だけ続いているケースが少なくありません。
直るまでの間、業務を止めない方法
原因の切り分けに時間をかけられない日もあります。とりあえず今日の業務を回すための手立ても持っておくと安心です。
住所をまとめてコピーしてGoogleマップに貼るのがいちばん手軽です。ただし1件ずつになるため、20件あれば10分前後かかります。
Googleマイマップを使うと複数地点を1枚の地図に置けますが、住所の登録が手作業になるので、検索条件を変えるたびに作り直しが必要です。
いずれも「できなくはないが毎回やるには重い」方法です。だからこそ、復旧の見込みがあるかどうかを早めに見極めることが、結果的にいちばんの時短になります。数日待って直らないようであれば、代替を探し始めたほうが早いことも多いです。
ツールを選ぶときに見ておきたい3点
同じことを繰り返さないために、乗り換えや新規導入の際は次の3点を確認しておくと安心です。
1つ目は、最終更新日です。直近1年以内に更新があるかどうかが、ひとつの目安になります。
2つ目は、問い合わせ先があるかどうかです。不具合が起きたときに連絡できる窓口があるか。個人開発の無料ツールでは、連絡手段自体がないことも珍しくありません。
3つ目は、レインズとの関係が明示されているかです。レインズを運営する不動産流通機構が公式に提供しているツールではない場合、その旨がきちんと書かれているかを確認してください。「公式」「連携」といった表現を曖昧に使っているものは避けたほうが無難です。あわせて、公開されている紹介画像に他社の商号や電話番号、実際の物件番号が写り込んでいないかも見ておくとよいでしょう。会員向けの情報が外部に出ている状態は、提供元の姿勢が表れる部分です。
まとめ
- 動かなくなる原因の多くはレインズ側の画面変更
- まずは再読み込みと検索結果の一覧ページかの確認
chrome://extensionsで有効/エラーの有無を確認- Chrome本体の更新と、別プロファイルでの切り分け
- 直らない場合は、その拡張機能の最終更新日を確認する
- 選ぶときは最終更新日・問い合わせ先・レインズとの関係の明示の3点を見る
業務の途中で急に止まると困る部分だからこそ、継続的にメンテナンスされているかは使い勝手と同じくらい重要な判断材料になります。
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本記事で紹介しているRA MAP Extensionは、レインズを運営する不動産流通機構とは無関係の非公式な補助ツールです。ご利用にはレインズの利用資格が別途必要です。記事内の図はいずれも説明用に作成したもので、レインズの実データ・実画面は含みません。


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